多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の症状と原因

    多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は卵巣内の卵胞が増えすぎることで、排卵が上手くいかなくなる病気です。英語では「PolyCystic Ovary Syndrome」で、略して「PCOS」とも呼ばれています。PCOSになると生理不順になる確率が高まるだけでなく、排卵自体がうまく行われず、不妊の原因となることもあります。

    また、20代の若い女子でもPCOSになる可能性があり、20人に1人が発症し、最近では不妊の原因としてPCOSが急増していると言われています。PCOSは自覚症状がないケースも多く、ただの生理不順と認識されている場合もあります。生理不順が長引くことから産婦人科で検査を受け、PCOSとわかるケースも珍しくありません。

    PCOSの原因と対処方法

    PCOSの原因ははっきりとわかっていないものの、女性ホルモンのバランスが大きく関わっていると言われています。主な治療法はホルモン療法で、排卵を誘発して生理の周期を整える形になります。忙しい生活や過度なダイエットなどが原因とみられるケースがあるため、バランスの良い食事と適度な運動、しっかりと休息をとることが予防の基本になります。また最近ではピニトールがPCOS改善に効果があるという研究データも報告されているため、妊活にピニトール配合のサプリを選ぶ女性も増えています。

    PCOSの特徴に、卵巣を覆う被膜が厚くなることが挙げられます。肥満によって被膜が厚くなる場合や、ホルモンバランスが崩れることが原因とされる場合もあります。内臓に脂肪が蓄積する隠れ肥満が原因とされることがあるため、糖分や脂分の摂りすぎに注意が必要です。

    なかなか妊娠できない、妊娠しても初期流産をすることが多い。また生理不順以外にもニキビが出やすくなるなどの症状を伴う場合があります。PCOSは早期発見することが大切で、放置すると症状が悪化してしまうこともあるので、気になる場合は一度検査を受けることをおすすめします。

    ネックレスサインとは

    多嚢胞性卵巣症候群に深い関係のある言葉として「ネットレスサイン」があります。ネックレスサインとは、卵巣内の成熟できない卵胞がネックレスのように並んで見えることを言います。

    卵巣にはたくさんの卵細胞が存在します。卵細胞は卵胞と呼ばれる袋に包まれていて、成熟すると卵胞が破裂し正常な排卵を起こします。卵細胞は月に1つずつ成熟し排卵します。

    しかし、これが何らかの原因により卵胞の発育が遅く成長しても破裂せず排卵されなくなると、卵巣内に卵胞がたまった状態になります。この状態をPCO(多嚢胞性卵巣)と言います。たくさんの卵胞が卵巣の壁にくっついている様子がネックレスの真珠が並んでいるように見えるため、ネックレスサインと呼ばれています。